さわだ先生の建築数字講座
第五回「あなたの会社の現金預金は足りている?」
子供が夏休みになる前に、マキタのコードレス掃除を買って、我が家の掃除をさせようと企んでいる澤田です( *´艸`)
マキタのコードレス掃除機は、とても軽いので2階への持ち運びもラクで、子供でも簡単に扱うことができます。他のコードレス掃除機と比べると、リーズナブルで充電も早いので、もはや買わない理由がありません。
職人さんは勿論、医療現場でも使われているマキタのコードレス掃除機が、今なら…。
では、さっそく前回の内容をおさらい。
工務店における工事台帳は、住まいにおける基礎工事と同じで、契約金額・工事利益は工務店の経営者であるあなたが決める!でしたね。
そして、第5回目のテーマ「あなたの会社の現金預金は足りている?」
では、質問です。
前月末のあなたの会社の現金預金残高はいくらですか?
また、その現金預金は、あなたの会社にとって多いですか?少ないですか?
「そんなこと言われても…考えたこともなかった…」
という声が聞こえてきそうなので、結論から
月商の3か月分の
現金預金がない会社はヤバイ!
では、なぜ月商(一か月の売上、年間の売上を12で割った金額)3か月分なのか?
答え. 不測の事態が起きた場合、月商3か月分の現金預金があれば概ね対応することができる。
・お客様が住宅ローンの手続きをしておらず、予定の期日に入金がなかった。
・つなぎ融資が金融機関の手続きミスにより、期日に入金がなかった。
・完成時に一括払いで引き受け、期日に入金がなく、さらに値引きを要求された。 |
これらは、全て実際にあった事例です。
どうですか?
こんなことが起きたらと思うとゾッ💀としますよね。
例えお客様から入金がなくても、協力会社には立替えて支払わなければならないので、
月商3か月分の現金預金がない方は、今すぐ金融機関に行き融資を受けましょう。
そうはいっても、顧問税理士の先生から、
「無借金経営を目指しましょう!」とか、「無借金経営されるなんて、社長はさすがですね☆」
と言われている方もいらっしゃると思いますが、ハッキリ言います。
それ、間違いです。(ざわ…ざわ…ざわ…)
実は、倒産した会社の約6割が黒字企業です。
金融機関は手続き上、いくら業績が良い会社であっても融資の実績がない会社には、
すぐにお金は貸せません。
会社の現金預金は、人でいう「血液」足りなくなったら、そこで試合終了。
だから、商売をしていく上で、金融機関と上手に付き合うことは必須なのです☆
金融機関との上手な付き合い方は、丸一日講演できるボリュームがあるので、また今度♫
早く知りたいという方は、弊社お問い合わせフォームまで。
それでは、次回…「仮払金は使うな!」をお送りします。