コラム

2018.05.06

経営

集客

建築会社が見るべきGoogleAnalytics5つのポイント

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こんにちは。

約10年ほど前から今までを遡ってみると、建築業界全般でホームページを持つ企業はとても増えてきたように思います。
以前はホームページを持っている企業も数少なく、サイトがあるだけで他社と差別化も図れる…そんな「ツール」としての持ち物だったように思います。


近年、どこを見ても「企業がホームページを持っている時代」に突入し、
インターネットで会社名を調べれば誰でも情報が仕入れられる環境になりました。


そんな中で、
☑ホームページを上手に活用できているのか?
☑受注はあるが、はたしてホームページの効果なのか?
☑ホームページはあるが活用方法が分からない
☑とにかく更新はしているが実際の価値は分からない

 

そう感じていらっしゃる皆様へ

 

実際にホームページでの効果をご実感いただくために

建築会社が見るべきGoogleAnalytics5つのポイントをご紹介させていただきます。

 

1・セッション数/ユーザー数

 

ユーザー>概要をクリックすると表示されます。

 

 

 

まずセッション数、ユーザー数の意味とは?

セッション数…サイトに訪問された回数

ユーザー数…サイトに訪問された人数(端末数)

 

つまり、1つのPCで3回アクセスがあった場合、セッション数は3ユーザー数は1とカウントされます。

こちらのセッション数、ユーザー数はサイトに訪問されなければ増えることはないので、

多ければ多いほどサイトの閲覧者が多い=認知された数が多い、ということになります。

アクセスが以前に比べて上がっているのか?それとも下がっているのか?

定期的にチェックしましょう!

 

2・集客サマリー

 

集客>概要をクリックすると表示されます。

 

 

集客サマリーでは、ユーザーがどのようにサイトへ訪問したのかを知ることが出来ます。

チャネルの種類は複数あり、ユーザーの情報を分類分けして見ることが出来ます。

 

 

 

チャネルの種類と意味

organic search…自然検索(検索エンジンから)

Social…FacebookなどのSNSから

Paid Search…リスティング広告から

Generic Paid Search…一般の有料検索から

Branded Paid Search…ブランド関連有料検索から

Display…ディスプレイ広告から

Other Advertising…リスティング広告、ディスプレイ広告以外の広告から

Affiliate…アフィリエイトから

Email…メールから

Direct…URLを直打ちして辿り着いた、もしくはお気に入り登録、QRコード、アプリなどから

Referral…他サイトに掲載されているリンクから

Other…その他

 

 

ここでは

・自然検索やそれ以外で来たユーザーの割合はどのくらいなのか?
・直帰率はそれぞれ何%なのか?
・1回あたりの平均PV数はそれぞれいくつなのか?
・一番反応率の良い・悪い流入元はどこなのか?

等様々なことが分かります。

例えばSNSを頑張っている会社さんはSocialのデータを見ることで、ユーザーがきちんとサイトを閲覧してくれているかどうかを確認することが出来ます。

目的に合わせて確実にユーザーの状態を確認していきましょう。

 

3・検索キーワード

 

以前はアナリティクスのキャンペーンで「どんなキーワードでサイトにたどり着いたのか?」を知ることが出来ました。
しかし、グーグルのSSL化推進により、セキュリティロックがかかっている状態でサイトに辿り着いたユーザーの情報は開示されない=解析が出来ない!ということになり、検索キーワードを十分に見る事が出来なくなってしまいました。

そこで代わりに導入したいのがSerch Consorl
こちらもグーグルが出しているツールで、アナリティクスと紐づければアナリティクス内でも見ることが出来るようになります。

 

Serch Consoleとは…

どんなキーワードで何回検索され、

平均何位にランクインし、

その中から何回クリック(HPに訪れた)されたのか?

サイトに訪れる前のユーザーの状態が分かるツールです。


アナリティクスはサイトに訪れてからの状態が分かるツールなので、その辺りがアナリティクスと違う点ですね。

Serch Consoleの中にある検索クエリで、自社サイトがグーグルにどのように認識されているかが分かり、サイトの改善に役立ちます。

 

例えば、「土地探し」というキーワードでの検索が多いがクリックが全くされていない、という場合。

平均掲載順位がそこまで低すぎなければ、「土地探し」というキーワードで検索したときの受け皿となるページを作れば➡グーグルから「ユーザーへの回答としてふさわしいページ」として認識してもらえて➡もしかしたら掲載順位が上がって➡クリック数が上がるかもしれない!!…等具体的な改善案を導き出すことが出来ます。

ユーザーの心理状況を把握し、サイト内のコンテンツの見直しをしていくことで、効率的にアクセスアップを目指しましょう!

 

4・閲覧ページ

 

行動>サイトコンテンツ>すべてのページをクリックすると表示されます。

 

 

(↓情報保護の為、URL部分のみモザイク掛けさせていただきました。)

こちらではサイト内のページごとのPV数、滞在時間、直帰率等が分かります。
どのページが見られていて、どのページの反応が無いのかを確認することが出来るので、「テコ入れすべきページを見つけたい」「サイト内を改善したい」という場合にも役立ちます。
また、閲覧が多いページはユーザーのニーズが高いページと言えるので、よりページの精度を上げたり、関連するページへの動線を引いて更なる回遊率向上を図るなどしていってみてはいかがでしょうか。

 

5・滞在時間

 

ユーザー>概要をクリックすると表示されます。

 


 

平均セッション時間とは?

 

サイトに訪れた全てのユーザーの滞在時間の平均時間のことです。

 

どれだけセッション数があっても、滞在時間が短くては意味がありません。
滞在時間が短い=興味を引くコンテンツが少なく、サイトから離脱している
ということですので、滞在時間が短いと感じる場合はまずはコンテンツの見直しをしていきましょう。
見直しをするページは4.閲覧ページでご紹介したように、反応の良いページと悪いページを洗い出し、改善していきます。

 

 

まとめ

 

あなたの会社の解析データはいかがだったでしょうか?

グーグルアナリティクスの導入がされている会社さんは実際に自社サイトの解析を見る際に是非参考にしてみてください(^^)/

更に情報を深堀りするならいくらでも深堀りが出来てしまうアナリティクス。

サイトの状態を判断する材料として役に立つものなので、「面倒だなぁ」なんて言わず、少しずつ見てみていただくことをお勧めします♪

 

 

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